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2025.10.20

cotonari通信 vol.14(2025.10)社会につながる、小さな一歩 ― はじめての出店に向けて

こんにちは。cotonari代表理事の佐藤槙子です。
12月7日(日)にパティオで開催される「知立市福祉健康まつり」に、出店させていただくことになりました。イベントへの出店は今回が初めての挑戦です。会場にお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただけると嬉しいです。今回は、出店の背景や準備の様子についてご紹介します。

「お仕事」に近い体験ができる場として
このイベントには、私自身これまで家族で何度か訪れたことがあります。福祉事業所さんも多く出店されており、「いつか参加するなら、子どもたちと一緒に取り組み、良い経験の場にしたい」と考えてきました。ただ、そのための準備が整わず、参加のタイミングを見送ってきたのも事実です。

一昨年、中高生を主な対象とする放課後等デイサービス「cohaku(こはく)」を開設し、子どもたちも成長してきた今、ようやく出店できる運びとなりました。現在、cohakuに通う子どもたちと一緒に、楽しみながら準備を進めています。

cohakuに通う子どもたちは、cocorone(こころね)に通う子どもたちよりも年齢が上で、「社会に出る」ことや「働くこと」がより身近になってきています。cohakuを開設したのも、社会の中で自分らしく生活していくための“練習の場”をつくりたいという思いからでした。普段の活動にも、料理や掃除など日々の生活に近い取り組みを取り入れています。

今回の出店を通して、「働くことで対価を得ること」や「そのお金を次のやりたいことにつなげること」、「お客さんへ丁寧に伝えること」などを実際に体験しながら、楽しさや難しさを知る機会になればと願っています。

クラフト職人も誕生⁉ 景品を続々制作中
12月の出店に向け、cohakuの子どもたちは放課後の時間を使って一生懸命制作に取り組んでいます。子どもたちが楽しめるゲームコーナーのような形にする予定で、その景品としたり、販売したりする予定です。


写真をご覧ください。丁寧な仕上がりですよね?中学生のA君は、写真等を参考にしながら、集中して次々と作品を作っています。小さなランドセルは2~3cm四方ほどで、とても細かい作業です。大人でも大変な作業だと思いますが、A君は本当に根気よく取り組んでいます。


こちらは、グルーガンを使った作品です。スティックを小さく切って型に入れ、溶かして成型します。ブロックやお花の形になり、磁石やヘアゴムを付けることもできます。子どもたちの興味や得意なことに合わせ、スタッフがサポートしながら制作を進めています。

準備の過程では、子どもたちそれぞれの個性やできることが自然と見えてきます。
A君とは、作りたい数や通所日を一緒に確認した結果「このままだと時間が足りないかも」という話になり、本人から「家でも作りたい」という提案がありました。無理のない範囲で、私たちもその気持ちを受け取り、挑戦してもらっています。

型に流し込む作業でも、量の見極めが上手な子、色を自由に組み合わせて新しい発想を見せてくれる子、人をサポートするのが得意な子など、さまざまな姿があります。スタッフからの提案や指示も、どういう方法なら本人が理解しやすいかということが、やり取りしているうちに分かってくる為、そうした細かな発見は保護者の方や相談員さんにも共有しています。将来、より本人に合った環境や仕事を選ぶ助けになればと考えています。

当日、子どもたちとお待ちしています
A君をはじめ、夏休み頃から楽しく制作してきた成果が揃い、当日は多くの景品をご用意できそうです。cohakuの子どもたちにも、希望の時間に店員として立ってもらう予定です。よろしければ、あたたかく声をかけていただければ嬉しいです。自分たちの作ったもので誰かが喜んでくれる姿を見るのは、きっと子どもたちにとって大きな励みになると思います。

作品の仕上がりは、一つひとつに個性があります。完璧ではないものもあるかもしれませんが、子どもたちが心を込めて作ったものだと感じていただけたら幸いです。接客も、うまくいくところ・難しいところ、いろいろあると思いますが、子どもたちの自然な姿に触れていただける良い機会になるのではと思っています。

「知らない」「分からない」ことは、どう関わればいいか迷ったり、不安を感じたりすることもあるかもしれません。今回のイベントが、そうした距離を少し縮める機会になれば嬉しく思います。スムーズにいかない場面もあるかもしれませんが、温かく見守っていただけるとありがたいです。

イベントが終わったら、みんなで相談して、得た収益で新しいおもちゃを買ったり、ご飯を食べに行ったり、何か楽しいことにつなげたいと考えています。「頑張ったら嬉しいことがある」という実感につながればと思っています。

当日の様子やその後の話は、また次回のブログでお伝えしますね。
まずは12月7日が、子どもたちにとっても皆さんにとっても素敵な一日になりますように。ご来場を心よりお待ちしています。