2025.12.22
cotonari通信 vol.15(2025.12)積み重ねが、つながりに変わった一年
こんにちは。cotonari代表理事の佐藤槙子です。
2025年も残りわずかとなりました。今年もcotonariを支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今年最後のブログでは、先日参加したイベントのご報告と、1年の振り返りをお届けしたいと思います。
知立市福祉健康祭りに出展してきました
12月7日、パティオ池鯉鮒で開催された「知立市福祉健康祭り」に出展してきました。
当日は、私を含めスタッフ3名と、cohakuに通う中学生のA君が参加しました。A君が制作したかごの展示・販売や、ガチャガチャを用意し、ささやかながらブースを整えました。
先日のブログでもお伝えした通り、この日に向けて、cohakuに通う子どもたちを中心に、商品や景品の制作を進めてきました。特に準備を頑張っていたA君は、当日も自らブースに立ち、販売を担当しました。
お祭りが始まると、さまざまな方がブースに足を運んでくださいました。A君が通う中学校の校長先生や、幼い頃にお世話になっていた社会福祉協議会の相談員さんなど、思いがけない再会もありました。保護者の方にも、活動の様子を見ていただく機会となりました。
A君は自分から積極的に声をかけるタイプではありませんが、「素敵な作品ですね」と声をかけてもらうと、自分が作ったことを伝えたり、嬉しそうな表情を見せたりしていました。自分の取り組んできたことが誰かに喜ばれ、形として受け取ってもらえる経験は、A君にとって大切な体験になったのではないかと感じています。
また、A君以外にも、cohakuで作品づくりをしていた子が親子で遊びに来てくれ、ご自身が作った作品を保護者の方が購入してくださる場面もありました。それぞれのペースや関わり方で、お祭りを楽しんでいただけたのではないかと思います。

来年も出店するなら…
cotonariとして、イベントに「出店者側」として参加するのは今回が初めてでしたが、得られたものは多くありました。
まず、子どもたちが「目標を決めて準備する」という経験ができたことです。普段の放課後等デイサービスでの時間には、明確なゴールがないことも多いのですが、今回は「この日までに何を準備するか」「そのためにどう進めるか」を、スタッフと一緒に考える機会となりました。
また、地域の方や、発達障害のある子どもに関わる方々に、cotonariの取り組みを知っていただく機会にもなりました。今回は、cocoroneやcohakuで日常的に活用している「絵カード」を紹介・販売しました。こうしたツールを通して、生活が少し楽になることもある、ということをお伝えできる場として、イベントはとても有意義だと感じました。
一方で、実際に出店してみたからこそ見えてきた課題もあります。今回はA君一人が当日参加しましたが、1日を通しての参加は体力的にも負担が大きかったかもしれません。次回以降は、より多くの子どもが無理なく参加できるよう、時間ごとのシフト制にしたり、役割分担を工夫したりできればと考えています。
準備の段階でも、視覚的な手がかりがあると理解しやすい子が多いため、個数チェック表を作成したり、当日までの残り日数を分かりやすく示したりと、さらに工夫の余地がありそうです。
イベントは、学校や家庭、普段の事業所での様子とは違った一面を見ることができる貴重な機会でもあります。今後は周知にも力を入れ、より多くの方に足を運んでいただけたらと思います。来年も参加することになりましたら、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。
関係機関との連携が進んだ1年
ここからは、cotonariとしての2025年を振り返ってみたいと思います。
2017年の設立から、まもなく9年を迎えますが、この地域で積み重ねてきた時間の重みを実感する1年でもありました。
特に印象に残っているのは、関係機関との連携が、より取りやすくなってきたと感じられたことです。発達障害のある子どもを中心に、保護者の方、学校、地域の方々と連携することで、よりその子に合った支援が可能になります。
学校との関わりについては、これまでも会議への参加や学校訪問などを行ってきましたが、今年はさらに一歩踏み込み、具体的な困りごとに対して一緒に考え、試行錯誤する場面が増えてきました。また、困りごとが起きてから対応するだけでなく、小学校入学前の見学や必要な準備を、学校と協力しながら進める機会もありました。
こうした相談を学校側からいただけるようになった背景には、日々の支援に丁寧に向き合ってきたことを、少しずつ信頼として受け取っていただけるようになったのかもしれません。これまでの積み重ねが無駄ではなかったと感じられ、嬉しく思っています。
スタッフの質と働きやすさの向上を目指して
今年は、スタッフの学びや成長にも力を入れた1年でした。
特に大きな取り組みとして、専門家の先生をお招きし、月1回の定期研修を実施しました。定期的に学ぶ機会があることで、「学んだことを現場で試してみよう」という意識が高まり、日々の支援にも良い変化が見られるようになったと感じています。
また、cotonariとして大切にしている考え方や姿勢を共有することで、スタッフ同士が同じ方向を見ながら仕事に取り組めるようになったことも、大きな収穫でした。
こうした学びの機会は、成長したいと願うスタッフの気持ちに応えるためにも欠かせないものです。質の高い支援を行うためには、スタッフ自身が安心して働き続けられる環境づくりも重要だと考えています。
設立当初は目の前のことで精一杯な日々が続いていましたが、これからは組織としての安定や安心感も大切にしながら、スタッフ一人ひとりがのびのびと力を発揮できるよう、環境を整えていきたいと思います。
2026年のcotonariも、どうぞよろしくお願いいたします。
2025年も残りわずかとなりました。今年もcotonariを支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今年最後のブログでは、先日参加したイベントのご報告と、1年の振り返りをお届けしたいと思います。
知立市福祉健康祭りに出展してきました
12月7日、パティオ池鯉鮒で開催された「知立市福祉健康祭り」に出展してきました。
当日は、私を含めスタッフ3名と、cohakuに通う中学生のA君が参加しました。A君が制作したかごの展示・販売や、ガチャガチャを用意し、ささやかながらブースを整えました。
先日のブログでもお伝えした通り、この日に向けて、cohakuに通う子どもたちを中心に、商品や景品の制作を進めてきました。特に準備を頑張っていたA君は、当日も自らブースに立ち、販売を担当しました。
お祭りが始まると、さまざまな方がブースに足を運んでくださいました。A君が通う中学校の校長先生や、幼い頃にお世話になっていた社会福祉協議会の相談員さんなど、思いがけない再会もありました。保護者の方にも、活動の様子を見ていただく機会となりました。
A君は自分から積極的に声をかけるタイプではありませんが、「素敵な作品ですね」と声をかけてもらうと、自分が作ったことを伝えたり、嬉しそうな表情を見せたりしていました。自分の取り組んできたことが誰かに喜ばれ、形として受け取ってもらえる経験は、A君にとって大切な体験になったのではないかと感じています。
また、A君以外にも、cohakuで作品づくりをしていた子が親子で遊びに来てくれ、ご自身が作った作品を保護者の方が購入してくださる場面もありました。それぞれのペースや関わり方で、お祭りを楽しんでいただけたのではないかと思います。

来年も出店するなら…
cotonariとして、イベントに「出店者側」として参加するのは今回が初めてでしたが、得られたものは多くありました。
まず、子どもたちが「目標を決めて準備する」という経験ができたことです。普段の放課後等デイサービスでの時間には、明確なゴールがないことも多いのですが、今回は「この日までに何を準備するか」「そのためにどう進めるか」を、スタッフと一緒に考える機会となりました。
また、地域の方や、発達障害のある子どもに関わる方々に、cotonariの取り組みを知っていただく機会にもなりました。今回は、cocoroneやcohakuで日常的に活用している「絵カード」を紹介・販売しました。こうしたツールを通して、生活が少し楽になることもある、ということをお伝えできる場として、イベントはとても有意義だと感じました。
一方で、実際に出店してみたからこそ見えてきた課題もあります。今回はA君一人が当日参加しましたが、1日を通しての参加は体力的にも負担が大きかったかもしれません。次回以降は、より多くの子どもが無理なく参加できるよう、時間ごとのシフト制にしたり、役割分担を工夫したりできればと考えています。
準備の段階でも、視覚的な手がかりがあると理解しやすい子が多いため、個数チェック表を作成したり、当日までの残り日数を分かりやすく示したりと、さらに工夫の余地がありそうです。
イベントは、学校や家庭、普段の事業所での様子とは違った一面を見ることができる貴重な機会でもあります。今後は周知にも力を入れ、より多くの方に足を運んでいただけたらと思います。来年も参加することになりましたら、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。
関係機関との連携が進んだ1年
ここからは、cotonariとしての2025年を振り返ってみたいと思います。
2017年の設立から、まもなく9年を迎えますが、この地域で積み重ねてきた時間の重みを実感する1年でもありました。
特に印象に残っているのは、関係機関との連携が、より取りやすくなってきたと感じられたことです。発達障害のある子どもを中心に、保護者の方、学校、地域の方々と連携することで、よりその子に合った支援が可能になります。
学校との関わりについては、これまでも会議への参加や学校訪問などを行ってきましたが、今年はさらに一歩踏み込み、具体的な困りごとに対して一緒に考え、試行錯誤する場面が増えてきました。また、困りごとが起きてから対応するだけでなく、小学校入学前の見学や必要な準備を、学校と協力しながら進める機会もありました。
こうした相談を学校側からいただけるようになった背景には、日々の支援に丁寧に向き合ってきたことを、少しずつ信頼として受け取っていただけるようになったのかもしれません。これまでの積み重ねが無駄ではなかったと感じられ、嬉しく思っています。
スタッフの質と働きやすさの向上を目指して
今年は、スタッフの学びや成長にも力を入れた1年でした。
特に大きな取り組みとして、専門家の先生をお招きし、月1回の定期研修を実施しました。定期的に学ぶ機会があることで、「学んだことを現場で試してみよう」という意識が高まり、日々の支援にも良い変化が見られるようになったと感じています。
また、cotonariとして大切にしている考え方や姿勢を共有することで、スタッフ同士が同じ方向を見ながら仕事に取り組めるようになったことも、大きな収穫でした。
こうした学びの機会は、成長したいと願うスタッフの気持ちに応えるためにも欠かせないものです。質の高い支援を行うためには、スタッフ自身が安心して働き続けられる環境づくりも重要だと考えています。
設立当初は目の前のことで精一杯な日々が続いていましたが、これからは組織としての安定や安心感も大切にしながら、スタッフ一人ひとりがのびのびと力を発揮できるよう、環境を整えていきたいと思います。
2026年のcotonariも、どうぞよろしくお願いいたします。



